セミナー概要およびタイムテーブル
13:30 - 15:30 (Q&A含む) |
COMSOLを活用したナノ・マイクロ工学に基づく 京都大学 平井義和 先生 マイクロ流体技術とヒト由来細胞を使って体内を再現する「臓器チップ」が注目され、新しい医薬品や化粧品の開発、また病気の原因を解明する実験への応用が期待されている。これらのデバイス開発では、ナノ・マイクロ工学に基づいた設計・解析により、流体チップ内に体内の環境を「つくる」アクチュエータや、近年のトレンドであるチップ内の様子を「はかる」センサの実装を進めることが重要となる。 本セミナーでは、複数の臓器組織を血管様のマイクロ流路で連結した生体モデル(ボディ・オン・チップ)の研究開発を例にして、高度な生体模倣システムを構築するために求められるデバイス構造、センサ・アクチュエータの設計・解析と実証結果について紹介する。 ※1部30分の3部構成となります。 |
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15:30 - 15:40 | 休憩(10分間) |
15:40 - 17:00 (Q&A含む) |
マイクロ工学プロセス設計のためのシミュレーション活用 計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部 福川真 マイクロ工学プロセスはそのスケール特性を活かし、ボディ・オン・チップ、ラボ・オン・チップ、マイクロ化学プラントへの応用が進められており、生物・医薬・化学分野において特に注目されている。 本セミナーでは、COMSOL Multiphysics®におけるマイクロ工学プロセス関連の解析事例を紹介するとともに、具体的なモデリングのデモンストレーションを実施することで、数値解析を用いたマイクロ工学プロセス設計をお考えの方々に
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講師
京都大学 平井義和 先生
ご経歴
2013/5~現在 京都大学大学院工学研究科マイクロエンジニアリング専攻 助教
2014/8~2017/3 京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS) 連携助教
2009/4 京都大学先端医工学研究ユニット 特定助教
2007/4 京都大学大学院工学研究科 研究員
2007/3 京都大学大学院工学研究科機械工学専攻 修了 博士(工学)取得
2004/3 立命館大学理工学研究科物質理工学専攻博士前期課程 修了
2002/3 立命館大学理工学部機械工学科 卒業
セミナー背景
この度、講師をお願いした京都大学 平井先生は、(1)複数の体組織を単一チップに搭載して生体外で再現するためのデバイス技術「Body on a Chip(ボディ・オン・チップ) 」の開発、(2)生体外モデルデバイスの細胞代謝リアルタイムモニタリング技術に関する日独共同研究、(3) 当該マイクロ流体技術を用いた次世代3次元組織工学の創成、(4) 更に、絶滅危惧種を救うための生体外モデル開発など、多彩な研究成果を上げており、先生が所属されているナノ・マイクロシステム工学研究室は、これらの分野において、日本で最も進んでいる研究室の一つとして知られております。
また先生はCOMSOLを活用しながら、これら技術についての新規参入への啓蒙活動とともに、他大学との共同研究や産学連携なども積極的に進められていらっしゃいます。
こんな方におすすめ
・医療機器
・製薬企業
・医療検査企業
・化粧品メーカー
・遺伝子関連企業
・健康食品メーカー
・石鹸洗剤メーカー
・企業との連携大学
セミナーキーワード
マイクロ流路、ヒト由来細胞、体内再現、臓器チップ、医薬品、化粧品、病気原因の解明、デバイス開発、iPS細胞、創薬、MEMS
Information
所要時間 | 210分 |
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受講環境 | Microsoft Teams |
定員 | 80名 ※増枠の可能性あり |
申込期限 | 2021年6月22日(火) 17:00 まで ※期限を延長しております。 |
参加費 | 無料 |
備考 |
資料などにつきましては、mailmag@kesco.co.jp から ※迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。 |