XYMA センサ

インド工科大学発祥の企業であるXYMA社は特許を取得済みの超音波を利用した新しいタイプのセンサーを提供しています。導波管を使用したセンサで、マルチポイントの温度計測や、温度と粘度の同時測定、液面レベルの測定が可能です。

XYMA センサ 製品一覧

PoRTS(Portable Rheology and Temperature Sensing)
ZTAR
μTMaps & μSTMaps
I-PAMS(IoT for Plant Asset Monitoring System)

製品仕様

PoRTS(Portable Rheology and Temperature Sensing)

1つの超音波導波管を使用して、高温においても、高い信頼性と高精度を実現した温度・粘度・流体のレベルを測定できる特許取得済みのインド発のマルチパラメーターセンサーです。

ZTAR

超音波導波管ベースの液面レベルセンサーです。
高精度での計測が可能なZTARは、石油・ガス、化学処理、廃水管理などの業界に最適です。
お客様のプラント要件や用途に応じてレベルセンサーをカスタマイズすることも可能で、温度も同時に測定をすることも可能です(カスタマイズは有料)。

μTMaps & μSTMaps

超音波導波管を用いて温度を多点計測することが可能です。
炉の内部に導波管を通すことで、炉内の多点温度を測定することが可能です。
プラントなどの配管の外側からも温度を測定することが可能となっております。

I-PAMS(IoT for Plant Asset Monitoring System)

I-PAMS

今回取り扱いの3製品すべてにI-PAMSソフトウェアがバンドルされています。
XYMAのI-PAMSは、AI(人工知能)とML(機械学習)のアルゴリズムを用いて、IoTデバイスから生成される膨大な量のデータをリアルタイムで評価をします。
その評価を基に、ダウンタイムが生じずに事前に備えることが可能となるとXYMAは考えています。

I-PAMSに付属している機能は以下の通りです。

  • 簡単にアクセスできるウィジェット
  • レポート作成
  • リアルタイム・モニタリング・サポート
  • アナリティクス
  • 使いやすいモバイルアプリ
  • デジタルツイン
なお、こちらのGUIはカスタマイズも可能です(カスタマイズは有料)。

プラントにおいて、温度管理は非常に重要です。特に化学系の製造プロセスでは、温度測定の精度がコストにも直結します。XYMA社のこの新しいセンサは一つのセンサで、高精度のマルチポイントの測定を実現できます。これにより、温度管理における誤差を低減させ、エネルギー使用量の改善、温度精度不足によるダウンタイムや生産歩留まりの向上が期待できます。

技術仕様詳細

PoRTS Ztar μMapS
&
μSTMapS
測定可能種類 レオロジー
レベル
温度
流体の液面レベル 温度(多点計測可能)
測定範囲 レオロジー 150-10000 [cP]
レベル 0.1-10 [m]
温度 25-300[℃] 25-1400[℃]
分解能 レオロジー ±1 [cP]
レベル ±0.01[mm] 0.01[mm] ±1 [cP]
温度 ±0.1[℃] ±0.01[℃]
測定精度 レオロジー ±1[%]
レベル ±1[%]
温度 ±1[℃] ±1[℃]